第69章 番外編~シンデレラ(?)~
俺はお城から帰って、そのまま寝ようとしていた所に3人が帰って来て、やっていなかった繕い物を徹夜でやらされていた
翔「アイテッ!…ったく…昨日からこき使われて、その後徹夜作業なんて、労働基準法違反も良いところだ…」
和「何訳の解らない事ばかり…言っときますが、やることをやってない翔兄さんが悪いんですからね?」
…言っとくが、俺のやってる事は繕ってるつもりが、全く出来てないんだからな!(自慢じゃないが、よけい継ぎはぎが目立ってるぞ!)
俺がブーブー文句ばかり言っていた所
<コンコン>
入り口をノックする音が聞こえた
智「誰だ?こんな朝早く」
潤「はーい。どなたですか?」
潤がドアを開けると、雅紀と数人使用人らしき人が立っていた
使「朝から失礼致します。実は昨日行われた舞踏会で、この靴を落とされた方を探しております」
潤「このガラスの靴ですか?」
翔「あ…」
…落としたんじゃなくて放り投げたんだけど…
スゲーな…よく壊れなかったな…
和「ああ、これ昨日翔兄さんが履いてましたね」
潤「そういえば」
あれ?そこ暴露するの?
雅「翔?その方はここにいらっしゃるのですか?」
智「ああ…ここにいるけど?」
え?何で皆して素直に申告するの?
雅「おー!あなたが昨日の!お会いしたかった!!」
翔「はあ…どうも…」
雅「是非とも私と一緒に、お城で暮らしてください!」
翔「あ…えっと…」
さて、どうするか…寝たら元に戻るだろうしな…
俺が返答に困っていたら
智「…行ったら?翔くん」
翔「え?さ、智くん?」
何故か智くんが背中を押してきた