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ひとつ屋根の下【気象系BL】

第69章 番外編~シンデレラ(?)~


智「折角王子が翔くんを気に入って迎えにきたんだからさ、お城に行きなよ」

翔「智くん…」

え?何でそんな優しいの?物語と違う…

智「俺らも一緒に行けば良いんだしさ」

…何でそうなるの?

和「そうですね。それが良いですね」

潤「そうすれば皆一緒だもんね」

翔「和也…潤…」

そうだよな…俺達家族だもんな…(こっちの世界は性格に難ありだけど…)

翔「うん…俺お城に行くよ」

和「では、早速準備しますか。あ、言っときますが翔兄さん、お城でもやってもらう事は変わりませんからね」

翔「…は?」

潤「もちろん、掃除洗濯、あと食事の用意もお願いね」

翔「えーーーっ!?何で俺が!?」

智「そう言う設定じゃん」

翔「物語はそこまで酷くない!!」

雅「あ、翔ちゃん!もちろん俺との夜の営みも毎日あるからね♪」

翔「毎日!?」

そんなの絶対無理に決まってるだろ!

和「そうと決まれば急ぎますか」

潤「ほら翔兄さん、さっさと準備して」

智「いやー楽しみだな」

雅「これから毎晩宜しくね。翔ちゃん♪」

翔「嫌だーーーっ!!」







「…ゃん…し…ちゃん…」

翔「無理…絶対…」

雅「翔ちゃん!起きて!」

翔「え!?…あれ?」

雅「大丈夫?翔ちゃん…うなされてたけど…」

…あれ?ここ…家?

翔「…もしかして、今の…夢?」

良かったー…やっぱ夢だったんだ…

雅「なになに?どんな夢見たの?」

翔「うっ!それは…」

言えるか!恥ずかしい…

…あれ?

ソファーで居眠りしていた俺は、起き上がった時クッションの下に本が挟まっているのに気がついた

翔「何これ…絵本?」

見ると、その絵本は『シンデレラ』だった

智「ああ、その絵本そこにあったのか。この間さくらが来た時忘れて帰ったんだよ」

…それであんな夢見たのか…

智「?一体どうしたんだ?翔くん…」

翔「え?何でもないよ!」

そうだ!またあんな夢を見た時困らないように、今のうちに家事を勉強しよう!

そう意気込んで潤に教わりに行ったら、丁重に断られた…

これが現実なのかな…?

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