• テキストサイズ

ひとつ屋根の下【気象系BL】

第69章 番外編~シンデレラ(?)~


何だよこれ…まるでシンデレラみたい…

翔「なあ…ひとつ聞くけど、俺達の母親って再婚?」

潤「…それも今さらだね」

翔「…今夜あたり、お城で舞踏会なんかがある…とか?」

和「ありますけど…言っときますが、翔兄さんは連れていきませんよ」

うわーーー!ホントにシンデレラになってるーーー!!

待て待て!俺、さっき寝てたよな?

って事はこれは夢か!?

そうだ!これは夢なんだ!

もう一度寝れば元に…

「何やってんの?こんな所で」

和「あ、お母さん」

…お母さん?

でもこの声って…

俺は恐る恐る振り向いた…

智「あ、翔くん。これ洗濯しといてね」

やっぱり智くん!?

翔「さ、智くんが何でお母さん!?」

智「何でって…何で?」

いや…何でって言われても…俺が聞きたい…

潤「さっきから翔兄さん変なんだ」

智「ふーん…ま、いいや。俺腹減った」

和「ほら、翔兄さん!早く朝ごはん作って下さい!その後、掃除洗濯とやる事は山積みなんですからね!」

翔「…なあ…マジで俺が作るのか?どうなったって知らねーからな」

俺は渋々台所に向かった

翔「えー…っと…卵があるから目玉焼きでいっか…あとは…味噌汁と…」

とりあえず、材料を準備してとりかかったけど…

翔「うわっ!鍋が吹き零れた!あーーー!卵焦げた!」

俺がワーワー騒いでいたから、潤が驚いて駆けつけた

潤「翔兄さん何やってんの!?あーもう!俺がやるから良いよ!」

そう言って潤はテキパキと朝食を作っていった

…最初からこうした方が良かったんじゃないか?

/ 718ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp