第65章 ~番外編~追憶
~潤side~
式も終わり、皆それぞれの教室に入っていった
潤「えー…っと…1ーBは…ここか…」
俺も自分の教室を確認して教室に入った
<ガラー>
同級女①「え?あ、ウソ!」
同級女②「キャー!ホントに!?」
え?何?
教室に入った途端、女子生徒が騒ぎだした…何でだよ…
俺は前の黒板に張られていた席表を確認して、自分の席に座った
同級女③「あ、ま、松本くん、宜しく!」
潤「え?あ、宜しく…えー…っと…三浦さん?」
俺は席表にあった名前を確認して、隣の席になっていた女子生徒の名前を呼んだ
…たったそれだけなのに、何故か彼女は他の女子生徒から囲まれて、ワイワイ言われていた…
「いいねぇー…イケメンはモテモテで…」
潤「?えー…林田くん?何?」
突然、前の席の生徒が話しかけてきた
「あ、俺、林田圭人ってんだ。圭人で良いよ」
潤「俺は松本潤」
圭「潤で良いよな。なぁ、何で女子のやつら騒いでると思う?」
潤「…さあ…」
圭「式の間中、お前注目の的だったぞ。スゲーイケメンがいるって」
…式の間中って…
圭「それだけじゃなくて、お前の兄貴がさ…」
潤「翔兄さん?」
何でそこで翔兄さん?
って思ってたらいきなり
男子生徒①「あの案内係の人、ホントに松本の兄さんなのか!?」
男子生徒②「え!?あのスゲー美人の先輩!?」
回りにいた数人の男子生徒が食いついてきた
潤「…美人って…翔兄さん男だぞ?」
男子生徒①「そんなの気にならないくらい綺麗だった!」
男子生徒②「なあ、なあ!紹介してくれよ!」
潤「ジョーダン!男なんて紹介できるか!」
…理由はそれだけじゃないけど…