第65章 ~番外編~追憶
あれから約二ヶ月、潤の受験も無事に終わり、今日は入学式となっていた
…父さん母さんに潤の高校入学式を見せたかったな…
友人①「どした?翔。ボーっとして」
翔「あ、何でもないよ」
今日俺は新入生の案内役をしていた
友人①「お、きたきた!今年は可愛い子はいるかなー」
…何の目的で案内役してるんだよ…
友人②「おい、見ろよ。今年はえらいイケメンの新入生がいるぞ」
友人①「うわっ!マジで!?おい翔!お前のファンがあの新入生に持っていかれるぞ!」
翔「何馬鹿な事…あれ?」
友人が騒いでいたイケメンを見ると…
潤「翔兄さん!」
…なるほど、潤だったのか…
翔「潤、今来たのか。受付は済ませたのか?」
潤「うん。この後式典があるから、体育館に行くように言われた」
翔「体育館はこっちだよ。一緒に行こうか?」
潤「大丈夫だよ。じゃあ行くね」
翔「ああ」
そう言って潤は体育館に向かった
友人②「お、おい翔。あのイケメンお前の弟か?」
翔「ん?ああ、そうだよ」
友人①「やっぱ、兄貴がイケメンだと弟もそうなのか…羨ましい…」
友人②「でも、あんまり…って言うか、ほとんど似てないな」
翔「え?あ、ああ…そうだな…よく言われるよ」
似てないのは当たり前だけどな…
その後、案内もほぼ終わり教室に戻った途端…
同級女①「ねーねー松本くん!新入生の松本潤くんって弟なの?」
同級女②「彼女っているの!?」
…と、クラスの女子から質問攻めにあった…
って言うか、もう名前まで知られてるのかよ…