第65章 ~番外編~追憶
潤「え?アルバイト?」
翔「ああ、今日から行く事になったから」
今日から俺と潤は復学する事になり、朝食を食べながら話をしていた
潤「え?な、何で突然?て言うか何でアルバイトを?兄さん部活は?」
翔「そんな一編に言われたって答えられるかよ。まぁ…突然言ったのは悪かったけど…」
潤「何でアルバイト?何か欲しい物でもあるの?」
翔「いや、今後の生活費にあてようと思ってさ」
潤「何で?父さんと母さんの保険金が入るんじゃないの?当面はそれで十分なんじゃ…」
翔「保険金は潤の今後の学費に残しておこうと思ってるんだ」
潤「…え?」
潤は俺の言葉に驚いているようだった
翔「今後、お前も高校、大学に進学するようになったらお金がかかるから、その時のために必要になるだろうと思ってさ」
潤「…何で俺?翔兄さんだって…」
翔「俺は進学するつもりはないから良いんだよ。だから、今のうちにアルバイトをして、社会勉強をするのにちょうど良いから」
…本当は大学に進学するつもりにしていたけど…
潤「兄さん部活は?」
翔「…昨日、退部届を出してきた」
潤「何で!?兄さんプロのサッカー選手になりたいって頑張ってたじゃない!」
翔「プロになりたいって言ってたのは子供の頃だろ。高校に入って実力の差を実感させられたよ」
これは本当…
潤「…俺もアルバイトする」
翔「バカ。お前はもうすぐ受験じゃないか。お前は自分の事だけしてれば良いんだよ」
潤「・・・」
あまり納得はしてないようだったけど、これが最善だと俺は思っていた