第61章 家族になろう(7)
雅「確かに知らないとはいえ、恋人にこんな事させてしまった事は、俺の落ち度と言われても仕方ありません…」
翔「雅紀…それは違う…」
雅「良いんだ…それが事実なんだから…」
翔「雅紀…」
雅「でも、それでも俺は翔ちゃんの事を愛してるから…これからは、何があっても翔ちゃんの事を守るから…」
雅紀…こんな俺でも…
葛「…っ!!翔来い!!」
翔「え!?か、葛城さん!?」
雅「翔ちゃん!!」
俺は葛城さんに強引に連れていかれた
雅紀が俺達の事を止めようとしていたけど、俺達の間に誰かが入ってきたのが見えたが、誰だかは確認出来なかった
葛城さんは、今日使用する予定だった部屋に入り、俺をベットに押し倒した
そして、俺の上に跨がり性急に口付けてきた
翔「ふっ…んぅ…んゃ…やめ…ん…」
葛城さんは口付けながら俺の服を脱がせて胸を愛撫しだした
翔「あっ!やめ…て…葛城さん…ああっ!」
俺は腕を葛城さんの肩に当てて、押し戻そうとしたけど、その手を頭上で一纏(ひとまと)めにされた
翔「や…いたっ!」
葛「翔…翔…愛してる…愛してるんだ…翔…」
翔「葛城…さん…」
まるでうわ言のように葛城さんは呟いていた
そして、俺のモノに手を当てて擦り出した
翔「あっ…いやっ…止めて…」
葛「翔…俺の物になってくれ…翔…」
やだ…怖い…助けて…雅紀…雅紀!!
翔「いやーーーっ!止めて!雅紀ーーー!!」
俺は思わず叫んでいた
すると、葛城さんは行為を止めた