第55章 家族になろう(1)
星「え?こ、これ食べて良いの?」
潤「ああ、良いよ」
どうやら潤の方も出来たらしく、星児は目を丸くして料理を見つめていた
潤「ほら、冷めないうちに食べて」
星「う、うん…うわ、美味しい!!」
潤「ありがとう。まだあるから沢山食べろよ」
星「ねぇ、これ輝の分もある?」
潤「輝?ああ、もう一人の子か…いや、輝くんには後でお粥を作ってやるから、元気になったらまた作ってやるよ」
星「うん!」
そう返事して、星児は出された食事を食べていた
翔「潤、ありがとな」
潤「大丈夫。ただ、残り物しかなかったから大した物は作れなかったけどね」
星「ごちそうさま!」
翔「え?もう良いのか?」
星「うん。翔兄ちゃん、輝は?」
翔「ああ、こっちだよ。だけど輝は風邪をひいてるから、あんまり長くはいない方が良いからな」
とりあえず、星児を輝が寝ている部屋に連れていった
星「輝…兄ちゃんだぞ」
翔「今、薬が効いてて寝てるから起こすなよ」
星「うん…輝…苦しいのかな…」
翔「熱があるからな…大丈夫、直ぐに元気になるよ」
星「ねぇ…俺、輝と一緒に寝たい…」
翔「ダメだよ、風邪がうつるから。輝には俺がついてるから、星児はもう休んでろ」
その時雅紀と和也が入ってきて
雅「おーい星児、和兄ちゃんの部屋行こ!」
和「ゲームがいっぱいありますよ?」
星「え?ゲーム!?」
ゲームと聞いて、星児は目を輝かせていた
翔「いっておいで、こっちは大丈夫だから」
星「うん!」
星児は嬉しそうに和也の部屋に行った