第46章 和也の気持ち(8)
皆で大盛り上がりした後、俺は店に来ていた
潤「…ここも随分ご無沙汰になっちゃったな…」
また気合い入れて頑張らないとな
あと数日は開店できないけど(翔兄さんに止められた)準備はやっておかないと…
そう思いながら、とりあえず店内を見て回っていたら
和「…潤くん…?どうしたんですか?」
後ろから和が声をかけてきた
潤「あ、いや…暫く開けてなかったから、どうなってるかなと思って様子見に来たんだ。和はどうしたんだ?」
和「潤くんが出ていくのが見えたので…私も様子見です」
あ、そっか…俺誰にも言わずに来ちゃったよ…
潤「そういえば和…翔兄さんから聞いたんだけど…」
和「はい?」
潤「俺が記憶喪失の間中、ずっと側で支えててくれたって聞いて…その…ありがとう…」
すると、和はちょっと驚いたような顔をしたけど
和「…こちらこそ…本当はもっと前に言わないといけなかったんですけど…潤くん…あの時、助けてくれてありがとうございました」
そう言って和は微笑んだ
ーやっぱ和は笑うと綺麗だな…ー
俺が見とれている事を不審に思ったのか
和「…潤くん?」
和が首を傾げて聞いてきた
ーヤバい…可愛い…ー
和「もしかして、体調が悪いんですか!?熱は…」
和が俺の額に手をあてようとするので、その腕を掴み思わず引き寄せ口付けた
和「…ふ…う…ん…ぁ…」
口付けを離すと、和が驚いた顔をしていたので俺は意を決して
潤「和…俺お前の事が好きだ」
和に告白した