第4章 新しい生活
~雅紀side~
雅「へぇー、じゃあ潤の店が出来るんだ」
翔「うん、もう潤『今からどういった店にするか考える』って言って部屋にこもったんだよ」
仕事から戻って翔ちゃんからその話を聞いた(ちなみに俺はペットショップで働いている)
雅「潤なら大丈夫だよ。俺も今から楽しみだな」
翔「うん、でも潤変な事言うんだよ?俺に松岡さんと会ったらだめだって言うんだ。一度会ってお礼したいのに…」
雅「あー…うん、止めたほうが良いかも…」
翔「雅紀も!?なんでだよ」
何でって…もしお互いに引かれあったりしたら…松兄相手じゃ俺…勝ち目ないよ(泣)
翔「まぁいいや。その内お会いする機会はあるかもしれないし…」
えっ?あきらめてないの!?
翔「そう言えば、あの建物の二階と三階は何に使ってるの?俺、今まであそこに何があるのか深く考えてなかった…」
雅「あー、特に使ってないよ」
翔「え?でもさっきの智くんの話し方だと、何かに使っているような口振りだったけど…?」
雅「そうなの?じゃあ何かに使うのかな?」
智「・・・俺も店を開くんだよー」
雅「うわー!び、びっくりしたー!!いたの?智兄!!」
翔「えっ?雅紀気づいてなかったのか!?」
智「・・・俺、ずっとここで寝てたんだけど…?」
・・・正直、翔ちゃんしか見てなかったから気づかなかった…