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ひとつ屋根の下【気象系BL】

第36章 雅紀の恋人?(3)


和「なんっか怪しいですね彼女…」

その日の夜、俺達は(翔ちゃんは部屋にこもっちゃった)事務所であった事を話していた

雅「怪しい?何で?」

和「翔兄さんの誘導に上手く引っ掛かってボロを出してますけど、まだ嘘ついてるような気がしますね」

翔ちゃんの誘導?

和「翔兄さんが前回の依頼は今回同様、見合い話の破談ではないのかって言った所ですよ。私なら、前回成功したからといって、今回も同じ手でいこうなんて思いませんね。バレるリスクの方が高すぎます」

そうか…

和「翔兄さんもそこが引っ掛かったんでしょうね、前回の目的は何だったのか…まぁ考えられるのは、雅紀兄さんなんでしょうけど…」

潤「もしかして、翔兄さんはわざと見合い話を出して選択肢を消したって事?」

和「多分。で、焦った彼女は思わず元彼の話を出してきたんでしょうね」

・・・話が難しくて意味が解らない…

和「つまり、前回の時も今回同様、見合い話の破談って言えば良かったんですよ、彼女は。同じ手だとバレると思ったから、今回は雅紀兄さんに恋人役をしてもらいたかったって。でも何か、後ろめたい事があるんでしょうね。焦ってボロを出してしまったって所ですよ」

なるほど…

和「大体、異性と付き合った事がないって嘘をつく事自体、妙ですけどね」

智「お嬢様だからじゃねーの?」

和「お嬢様だからって、異性と付き合ってはいけないって事はないでしょう?まぁ、親から厳しく言われていたならわかりますが、別にここで隠す事ではないと思いますよ」

潤「雅紀兄さんを彼氏として親に会わせている時点で、親に反抗してるしね」

…何かだんだん話がややこしくなってきたな…

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