第35章 雅紀の恋人?(2)
佳祐父「二階堂さん…大変申し訳ない。今回の事は暫く保留させて下さい。事実確認をしまして、また後日改めて…」
美咲父「解りました。良いお返事をお待ちしてます」
あれ?諦めてないんだ…どうやら何が何でもお見合いしたいらしいな…
とりあえず、見合い相手側は帰って行ったけど…
美咲父「美咲、帰るぞ」
美「お父様!私雅紀さんとお付き合いしてるんです!お見合いは…」
美咲父「口答えするな!どうせ財産目当てでお前に付きまとってるだけだ!こんな男との交際なんか認めん!!」
美「お父様!!」
雅「待って…!」
美咲さんとお父さんを止めようとしたその時
翔「雅紀が財産目当てだと!?何も知らないくせにふざけんな!!」
雅「え!し、翔ちゃん!?」
翔ちゃんが突然怒鳴りこんできた
美咲父「何だお前は…年長者に対する口の聞き方も知らんのか?」
翔「そっちは知らないからと言って、相手にそんな失礼な事言って良いと思ってるのか!?」
智「うわー…翔くんキレると怖ぇーな…」
あ、そっか…智兄は初めてなんだ。翔ちゃんがキレたの見るの…
美咲父「そうでないと言えるのか?」
翔「雅紀は大野グループ会長の孫だ」
美咲父「なっ!?」
美咲さんのご両親は滅茶苦茶驚いているようだった…
まぁ、凄いのはじいちゃんで俺じゃないけどね
翔「おい、雅紀行くぞ」
雅「え?で、でも翔ちゃん…」
止める間もなく翔ちゃんは、俺の腕を引っ張っていった
後ろで美咲さんのお父さんが何か言ってたようだけど、よく聞き取れなかった