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ひとつ屋根の下【気象系BL】

第25章 母の心


雅「あー!やっぱあった!」

箱の中を見ていた雅紀が何かを見つけたみたいだ

智「何があったんだ?」

雅「これ、アルバム!潤の作文をとってるくらいだから、一緒に置いてると思ったんだ」

翔「お前、人のアルバム見てどうすんだよ」

和「まぁ、良いじゃないですか。別に見られたくない写真がある訳じゃないでしょ?」

翔くんと潤の許可をもらう前に、雅紀はもう見てるけどな

翔「…あ、そういえば…」

智「どうした?翔くん」

翔「ん、ちょっと探し物」

そう言って翔くんは別の箱を探しだした

雅「うわー!翔ちゃんの子供の頃、可愛いー!」

和「本当。何か女の子みたいですね」

智「潤も可愛いじゃん」

潤「うわー懐かしいな…」

アルバムを見ながらワイワイ言ってたら

翔「あ、あった!」

翔くんが何かを見つけたらしい

和「何を探してたんですか?」

翔「これ」

翔くんが持っていたのは、やはりアルバムだったけど、こっちのは少し古そうだった

翔「はい、智くん」

智「え?見て良いのか?」

翔「開けてみて」

アルバムを開けてみると、中に入っていた写真は

智「…これ…もしかして母ちゃん…?」

翔「うん」

俺と潤の産みの親になる母ちゃんが写っていた

雅「この人が智兄の母ちゃん?」

和「そういえば、智兄さんに似てますね」

翔「このアルバム、潤が智くんに持っててもらいたいって」

智「え?あ、いやそれは出来ないよ…母ちゃんは、今は翔くんと潤の母ちゃんなんだから…」

潤「俺と翔兄さんの母さんって事は、智兄さんの母さんでもあるんでしょ?」

その言葉…初めてこの家に来た時、雅紀が翔くんに言った事だ…


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