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ひとつ屋根の下【気象系BL】

第23章 本当の家族(3)


~和也side~

ー数分前ー

雅「…翔ちゃん、遅くない?」

和「確かに、ちょっと気になりますね…」

ある程度片づけも終わり、翔兄さんが戻るのを待っていたけど、なかなか戻ってこなかった

雅「俺、様子見てくる!」

智「俺達も行ってみよう」

翔兄さんを探しに皆で舞台裏に行ってみたけど、姿が見えなかった

潤「外に出たのかな…」

和「それはないですね。出るとしたら必ずさっきの楽屋前を通りますから」

智「とりあえず、手分けして…」

<ガタン!>

雅「!?今、向こうで音がした!」

智「行ってみよう!」

俺達は音のした方へ駆け寄ってみた…すると

雅「翔ちゃん!!」

ヤ「!?」

ヤスさんが翔兄さんの上に股がって首に手をかけていた

雅「翔ちゃん!翔ちゃん!!」

雅紀兄さんが駆け寄ると、ヤスさんは翔兄さんから離れたけど、翔兄さんは倒れたままピクリとも動かなかった

雅「翔ちゃんしっかりして!眼を開けて!翔ちゃん!!」

潤「翔兄さん!」

翔兄さんの腕をとり脈を確認すると、弱々しくなってはいるけど脈はうっていた

和「大丈夫!まだ生きてます!」

雅「翔ちゃん…翔…ちゃん…眼を開けてよ…」

和「雅紀兄さんしっかりして下さい!今病院にいけば大丈夫です!潤くん!翔兄さんを雅紀兄さんと一緒に病院へ連れて行って下さい!」

潤「解った!」

雅紀兄さんが翔兄さんを抱き上げ、潤くんと出ていき、後に智兄さんと俺とヤスさんが残った

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