第6章 IHに向けて、編
烏「今年はそれだけじゃねぇ。」
烏「粘り強いレシーブが武器の和久南。そして、鉄壁の一言に尽きる伊達工業。」
伊達工業という名前を聞いたとき、3年生の顔色が変わった。
もしかして、旭さんのー…。
烏「伊達工は本来、ベスト4に入る実力だが、去年は3回戦で白鳥沢にあたってベスト16止まりだ。」
貴「つまり、シードじゃない伊達工とは1回戦で当たる可能性もー…」
みんなが驚いた顔で私を見る。
烏「あぁ。そういうことだ。そして恐らく総合力ナンバーワンのー…」
貴「及川徹率いる青葉城西。」
青城の名前を聞いたとたん、1、2年生の顔色もかわった。
烏「その通りだ。」
日「 神崎ももかすげ〜!ちゃんと勉強してんだな!」