第4章 日常編② 月島蛍
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その日の練習。
東「あ!あぶない!」
旭さんの打った強烈なスパイクの流れ玉が私に当たろうとした。
そのとき。
月「っ…」
貴「ひぇ?!」
蛍が私にあたる寸前にボールをはじいた。
顔の目の前で。びっくりして変な声がでた。
貴「け、蛍…」
月「ぼーっとしてないでよ。危ないでしょ。バカなの?」
貴「あり…がと…」
月「言ったでしょ、僕が守ってやるって。これからは西谷さんじゃなくて僕を頼ってよね。」
え…?そんな事言われたっけ…
……あ。あのときだ。
さっき、お昼休みが終わったあと別れる時に蛍はそう言ったんだ。