第4章 日常編② 月島蛍
月「あれぇ?顔が真っ赤だよぉ??もしかして好きなの??付き合ってるの??」
貴「っ…そんなわけないじゃん!!」
私は誤解を解くために仕方なく事情を説明した。
月「ふーん。それだけで抱きつくんだ。あやしいなぁ?」
貴「そ、それだけで!って…怖かったんだから!もうそのときは安心しちゃって…」
月「ならさ、僕ともハグしようよ。」
…え?
月「好きでもないし、付き合ってもないならできるでしょ、ハグ」
は、はぁぁあああ?!け、蛍ってこんな人だったけ?!
月「あれ、できないの?やっぱ好きなんだァ。付き合ってるんだァ」
こいつ…!!
やだけど仕方ないかな。うん。大丈夫。
相手は蛍だ。あの痴漢野郎に抱きつくより何倍もいいぞ。
誤解されてずっとからかわれるより増しだよ!
頑張れ、頑張るんだ 神崎ももか!!
私はそっと蛍に抱きついた。
蛍もそっと抱き返してきた。