第1章 unforgiven nuit
口内に吐き出された白濁を飲み干した後、ゆっくりと顔を上げた。
「飲んだの…?」
「駄目だった…?」
「いや…飲んでもらったの初めてだったから…凄く嬉しくて…」
「そうなの?」
「うん…嬉しい…」
両手で頬を包まれ、またキスされた。
「お兄さん…可愛い…」
「何だよ急に…」
「何か…可愛いよ」
「………お前も可愛いよ」
「ありがと。次俺…どうしたらいい?」
「………後ろ…解してくれる?そうしないとキツいから…」
「分かった」
仰向けに押し倒され、足を広げられる。
「お兄さんのここ綺麗…」
「そんな事言われたの初めてだ…」
「ねぇ…お兄さんお尻でもイけるの?」
「え?それは…お前のテク次第で…」
「よし、頑張るよ」
するとそいつは顔を埋め、いきなり俺の蕾に吸い付いてくる。
「あっっ、ちょっ…!」
蕾が温かい感触に包まれる。
「あ、あっっ…ちょっ待って…」
丹念にそこを舐められながら、足を上に折られる。
唾液を塗り込めながらそこを愛撫され、舌で解される。
ビリビリと快感が全身を走った。
「あん…あっっ…はぁっ…」
口から声が漏れると顔を上げて俺を見つめる。
「お兄さん…すげー色っぽい…」
「お、前が上手いんだよっ…」
「分かんない。男初めてだし…」
「じゃあ指挿れるよ?」
「ん…」
蕾をくるくると撫でながら、ゆっくりと中指が侵食してきた。
「はぁっ…」
俺はギュッとシーツを掴んだ。