第4章 sexo segunda vez
「翔」
翔「うん」
「貴方は魅力的だよ。自信持って…ね?弟が言うんだから…間違いない」
翔「ありがとう…潤」
親指で翔の涙を拭うと…唇に触れた。
ビリッと…電流が走った気がした。
翔「潤…俺…」
その言葉を遮る様に俺は…翔の唇に吸い付いた。
そのまま翔を押し倒しながら…唇を貪った。
翔「はぁっ…ふ…ん…」
舌を絡め、角度を変えながら何度も口内で絡み合った。
深い…アルコールの匂い…。
翔「じゅ、ん…」
ゆっくりと唇を離すと…艶を含んだ瞳で見つめ合う。
「翔…もし…今日の事…覚えてたら…」
翔「………何…?」
「俺は…翔となら…禁忌を犯しても…構わない…」
翔「潤…」
「もし…忘れてたら…やっぱり兄弟でいよう…」
翔「………」
「でもこれだけは忘れないで欲しい…俺はもう…貴方を…愛してる…」
翔「きて…潤…」
手を伸ばす翔の腕の中へ…飛び込む様に俺はその身体を抱き締めた。