第10章 Melhor amigo
床に落ちていたスマホを拾い、潤に向けながらカメラを起動させる。
シャッター音がすると潤が目を見開いた。
潤「何…何撮ったの」
「潤の色っぽい顔だよ」
潤「や、止めろよ…!」
「翔ちゃんに見せる?君の弟は君の親友にこうして抱かれて蕩けてるんだって伝えなきゃね」
潤「や、止めろよ…!」
「………お前は俺のもんだって…言わないと分からないでしょ。潤も翔ちゃんも」
そっと潤の汗ばんだ髪を撫で付けながらうつ伏せにする。
潤「ま、雅紀もう…」
「まだいけんだろ淫乱」
潤「あ、あ…!」
無理矢理潤の腰を上げると、ひくついた降り口にまた塊を突っ込んでいく。
潤「あ、あぁ…!」
「俺だけの…俺だけの潤…」
背中に吸い付き、痕を残しながら腰を動かした。
潤「あっっ、あん…まさっっ…」
「愛してる…愛してるんだよ潤っっ…お前が居なきゃっっ…」
潤「ひんっっ、あ、あぁっっ…雅紀っっ…!!」
四つん這いになっていた潤の力が抜け、枕に顔を埋めた。
「あっっ、やっっ、またイっちゃ…あぁっっ!!」
シーツに潤の白濁が吐き出される。
その締め付けで俺も最後の精を潤の奥に放った。
潤「ゆ、る………て…」
腰を引くと、潤が何かを呟きながら倒れ込んだ。
「潤…ごめん…」
白濁の伝う太ももを見つめながら…意識のない潤に呟いた。