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CRIME【気象系BL小説】

第10章 Melhor amigo


ー潤sideー


雅紀「ただいまぁ〜」


勢いよく寝室の扉開く音がして目を覚ました。


雅紀「じゅ〜ん。寝てるの?帰ったよぉ〜」


「雅紀…?」


雅紀「もう寝てたの〜?」


「うわっ…!」


そのまま布団ごと、ベッドに覆い被さってくる。


「雅紀重い…!」


雅紀「んふふ〜潤愛してるよ〜」


「分かったから…」


雅紀「寂しかったよぉ。先に帰っちゃうから〜」


雅紀から離れようとするけど雅紀はそのまま布団の中に潜り込んでくる。


「ちょっと…雅紀…」


雅紀の手が俺のスウェットに滑り込んでくる。


「ちょっと止めてよ。眠いんだから…」


雅紀「好きだよ。潤も愛してるだろ?だからここに居るんだよね?」


「あ、ちょっと雅紀…止めてって!」


布団の中で俺は裸にされる。


「そんな気分じゃないから…!」


下着に手をかける雅紀の腕を掴んだ。


雅紀「じゃあどんな気分?」


「どんな…気分って…」


いつの間にか雅紀の顔付きが変わっていた。
お酒が入り、上機嫌な表情では無くて…冷たい瞳で俺を見下ろしてくる。


「雅紀…」


雅紀「………分かってんの?あいつなんかより俺の方がよっぽど良いだろ?」


「あいつって…」


雅紀「そんなに好き?血が繋がってても…そんなに好き?あいつが…」


「………!」


雅紀「あいつのとこになんかやるかよ。お前は俺のもんだ。俺だけのな…」


「何で…雅紀…」


どうして…その事を…。


雅紀「お前を幸せに出来るのは俺だけだよ♪な?」


ゆっくりと触れてくる雅紀の感覚。
その日何度も雅紀に貫かれても…俺は何も感じられないでいた。
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