第8章 Terminar
「美味しかったよ。ご馳走様」
潤「雅紀沢山食べてくれるから作り甲斐があるよ」
潤が微笑みながらお皿を片付ける。
「いいって。片付け位するよ」
潤「やらないと申し訳ないから」
「気にしなくていい。俺は頼ってくれて本当に嬉しいんだから」
潤「でも…」
「何より」
お皿を掴んだ潤の手を掴み、抱き寄せる。
「こうして潤がここに居ると恋人気分味わえるから」
潤「雅紀…」
軽いキスをして潤を見つめる。
潤「………俺」
「ん?」
潤「彼女と別れようと思う」
「………え?それって…」
潤「………雅紀の傍に居て…いいかな」
「………本気で言ってる?」
潤を覗き込むと…しっかり俺を見つめて頷いた。
「じゃあ俺と…付き合ってくれる?潤。恋人になってってくれる?」
潤「俺なんかで…良かったら」
「なんかなんていらない。潤が良いんだ。初めてなんだこんな気持ち…一目見た時から好きだった。潤が好きだ。愛してる。愛してるよ」
潤を強く抱き締めながら何度も愛を伝えた。
「愛してる潤。愛してるよ…死にそうな位嬉しい。幸せだ…」
潤「好きだよ…雅紀」
天使の様な微笑みを浮かべる潤を抱き締め、俺は唇を押し付けた。