【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】
第10章 迎えた朝は…(月島蛍/繋がる縁の円)
結局、月島くんが本格的に目覚めてくれたのはお昼近く。
それまで、全く離してくれなかったクセにあっさりと私を解放して起き上がる。
当然、布団が捲れて、お互いの裸体が晒された。
咄嗟に掛け布団を掴んで引き寄せる。
「今更隠さなくてもいいんじゃない?昨日、散々見たんだけど?」
「そんな事を言われてもっ!なんか、現実感ないって言うか…。酔っ払いの勢いに負けたのを認めたくないって言うか…。」
小さくした言い訳の声が届いたのか、月島くんの眉が不機嫌そうに寄った。
「…じゃあ、もう一回スる?」
耳元に近付く顔。
わざとらしく、熱い吐息を吹き掛けられる。
「ひゃっ!あの、なんで?」
「現実感、ないんでしょ?それに、今なら素面だから酔っ払いに負けた事にはならないよね?」
「ンッ!」
耳の輪郭を舌が這って、くすぐったいような、ゾクッとするような感覚。
力が抜けて本格的な抵抗は出来なかった。
布団は簡単に剥ぎ取られ、手が胸を掴む。
「ココ揉まれて、たまにコレ弄られるのが好きなんだっけ?」
「…ん、あッ!」
指が場所を示すように膨らみをやわやわと解して、先端を摘ままれて、反射的に身体がビクついた。