第8章 下着プレイ(赤葦京治/繋がる縁の円)

わざと、蕾に指先を当てた状態でピタりと動きが止まる。

「みつは、ここより…」
「やんっ！」

場所を示すように硬くなった部分を弾かれた。
敏感になりすぎたソコは、若干の痛みを感じて悲鳴めいた甲高い声があがる。

そんなものを気にしてくれる事は無く、ショーツの横をずらして入り口に触れた。

「こっちでイく方が好きだろ？」
「あっ、あぁっ！」

すでに充分潤っているナカに、一気に根元まで挿し込まれる指。
それだけで達して、背中が反る。

ただ、私がイけても止めてくれるつもりは無いようで。
呼吸を落ち着かせる暇すら与えて貰えず、何かを探るように指が蠢いた。

「…あぁ、この辺りか。」
「な、にが…？」
「Ｇスポット。」

目的の場所を見付けたみたいで、返答と同時にナカの壁を指先が押し上げる。
体全体が浮いてしまいそうな、妙な快感に襲われた。

「やっ…！む、りっ…だめぇ…っ。」
「早すぎだろ。」

そんな事を言われたって、イったばかりの身体に我慢なんか出来る訳がない。
耐える為に首を振ったり、否定の言葉を口から出してみたけど無駄に終わり。

「や、だぁっ…また、イっちゃっ！けーじ、やめっ、んんっ！」

制止を掛けても指は動き続けて、あっさりと二回目の絶頂を迎えた。

「みつ、お前ばかりイくのは狡いと思わない？」

身体の内部から、指が引き抜かれる。
声に反応して顔を見ると、今日一番の妖しい笑顔を浮かべていた。