【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】
第8章 下着プレイ(赤葦京治/繋がる縁の円)
胸まで上がってきた手に合わせてシャツが捲れる。
下着に包まれた胸元に唇が落とされて、わざとらしくリップ音が立てながら頂点に向かって移動していく。
それが、肌と布の境界線で一旦止まった。
「どうせ脱がされるって分かってて、なんでコレ付けるの?」
物を示すように紐に指が引っ掛けられる。
「…今夜はナシって言ったけど、さ。こうなるの、予想出来てて…。
それなら、可愛いの、着けてるトコ見せたいじゃん?京治に喜んで欲しいんだもん。」
本人を前にして口にするのは恥ずかしくて、顔を逸らす。
それでも反応が気になって視線だけを向けると、京治の唇が綺麗な弧を描いていた。
「俺の為?それなら、堪能させて貰わないとね。」
細い三日月が動いて、低い声が鼓膜を震わせる。
その低音が全身を巡って、お腹の奥が疼きだした。
紐に掛かっていた指が布の上を滑って、膨らみの頂点へと向かっていく。
だけど、そこには触れずに頂の周囲で円を描くように指先が回った。
「ふっ、は、ぁっ…。」
この焦らすような行為では発散出来ない熱が唇から溢れ出てくる。
もっと強い刺激が欲しくて、視線を向けて訴えたけど。
「何?」
望みには気付かないフリをした意地の悪い言葉が落ちてきた。