【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】
第8章 下着プレイ(赤葦京治/繋がる縁の円)
赤葦京治という男は、草食系だと思っていた。
見た目だけで、そう判断していた。
それが、彼女になってみて分かる肉食系の本性を持っていた。
いや、ちょっと考えたら分かった筈なんだけどね。
姉ちゃんに対する攻め方とか、ぐいぐい行き過ぎてる感あったし。
隙あらば、取って食う気満々だったんだろう。
今は私と付き合っているから、その欲は全面的に私に向けられている訳で。
「ちょっと、京治!今日はナシって話したじゃん!」
「うるさい。お前がくっついてくるのが悪い。」
「布団狭いんだから仕方無いでしょ。」
週末には、毎度こんな攻防戦を繰り広げている。
勿論、私だって心底拒否っている訳では無いし。
京治の言う事に逆らい続けるのは嫌なんだけど。
「朝までコースは止めてクダサイ。腰壊れちゃう。」
「壊れてもいいだろ。出掛ける予定も無いんだから。」
「やっ!ダメだって!お腹撫でないで!」
こっちの妥協案では我慢してくれる事がないのは、正直に辛い。
しかも、抵抗を緩めた事にはすぐに気付かれて、あっという間にシャツの中に手が入ってきている。
肌を滑って上がってくる手を止めるように胸元を押さえた。
「お前が本当に嫌がってるなら止めるけど?そんな事は無いだろ。」
確信を乗せた声が響く。
私はどうしたって、この人に弱くて。
完全に抵抗するのを止めた。