【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】
第7章 「タダイマ。」(黒尾鉄朗/episode0)
手は止まる事無く、下着の中に入り、指先が茂みを掻き分け隙間を撫でる。
すでに潤っていたその場所が、クチュりと厭らしい音を立てた。
「すっげ、濡れてんじゃん。やーらしー。」
「…そっ、そんな事ないし!」
「…へぇ?」
体を起こして、ニヤニヤと私を見下ろす顔に腹が立って視線を逸らすと、低い声が落ちてきて。
「やっ…!あんっ!」
敏感な蕾を指先で捏ねられた。
ただ、それはすぐに止められ、下着の中から引き抜かれる。
「じゃ、コレはなんだろうな?」
見せるように目の前に差し出された指。
人差し指と、中指の間には光を反射している銀糸が伝っていた。
「なぁ、コレ、何?」
質問を重ねられても、答えを口に出す事は出来なくて、拒否するように首を振る。
「あ、イヤ?止めちゃう?」
わざと、違う拒否に取っているのが分かる笑いの混じった声。
私の上から退いてしまって、はだけたシャツを正された。
それなりに触られて、興奮している身体が、このまま止められて良い訳がない。
「…ヤだ。最後まで、シたいの。鉄朗と、エッチ、シたい。」
精一杯甘えた声を出して、離れていく体を止めようと腕を掴んだ。
「じゃ、オネダリは?」
相変わらずの笑顔で、私を見ている顔。
言わないと、本当に止められてしまいそうだ。
「…鉄朗に、ね。触られて、気持ち良くて…。私の、ココ、凄く…濡れてるの。もっと、触って?」
言うだけで、羞恥で顔に血が集まるけど、ここで止められる方が耐えられなくて、場所を示すように足の間へ手を導く。
鉄朗の笑みの色が濃くなって、指が身体のナカへと侵入してきた。