【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】
第7章 「タダイマ。」(黒尾鉄朗/episode0)
私の真意を伺う、怖いくらいの視線。
目を逸らしたら、多分何もシないで本当に寝てしまうだろうから、見詰め返した。
視線が絡んで、数秒。
長い溜め息を吐き出した鉄朗。
「…ンな、可愛いコト言われたら、マジでヤっちまうぞ?」
「シて、良い。なんか、鉄朗に触って欲しいって言うか…なんて、言うか…。」
自分から言い出したのに、もう恥ずかしくなって、言葉が上手く吐き出せない。
ゴニョゴニョと、小さく言うので精一杯だ。
「へぇ?俺に触って欲しいんだ?ドコを?」
幾ら小さくても、この至近距離では聞こえたようで、意地の悪い顔をしている。
「…胸、とか…アソコとか…。…あぁ!もう!全部!身体中に触って欲しいの!」
羞恥心に耐えながら、声を出していたけど、途中で恥ずかしさが限界を通り越して、ムキになってキレ気味になってしまった。
それを、笑って受け止めた鉄朗は体を起こして、私の腿の上に跨がる。
「はいはい。じゃ、きとりサンに、ご奉仕させて頂きますよ。」
わざとらしい笑顔を張り付けたまま、シャツの上から胸を包む掌。
若干しかない膨らみを、やわやわと解すように揉まれて、久し振りの感触に肩がピクりと揺れた。
「ホンット、きとりサンは感度イイよな。」
「そんな、ことっ…んっ!」
「ココ、もうこんなになってんのに?」
わざわざ言われてしまうと、羞恥から否定をしようとするけど。
ブラを着けていなかったから、立ち上がってきた胸の先端に気付かれて、場所を示すように指先で弾かれる。
漏れそうな声を、唇を噛んで耐えても、身体が反応して背中が跳ねた。