【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】
第6章 食うか、食われるか(木葉秋紀/sharing.)
自分の服を全て脱ぎ捨てて、木葉さんの足の上に座る。
何一つ、余計なものを挟みたくない。
素肌のまま、繋がりたい。
「熊野、ちょっと待て!ゴムっ!」
「…このまま、欲しいです。」
だから、制止も聞かずに、ありのままの木葉さん自身を身体に受け入れた。
湿ってはいても、慣らしもしなかったナカに、若干の痛みと共に入ってくる熱。
その痛みすら、とても幸せで、思わず涙が零れた。
「あー…もう。痛いんだろ?一回抜くか?」
抱き締めて、優しく頭を撫でてくれる手が本当に愛しい。
「ちが、い…ます。…いま…幸せだから…涙、出ちゃって…。」
止めたくないと伝えたくて、首を振った。
「…そ?俺も、チョー幸せー。」
抱き締める力が強くなる。
それに合わせて、奥深くまで熱が押し込まれて、反射的に身体がビクりと震えた。
「熊野、もしかして奥が気持ち良い?」
まだ、そうなのかは分からなくて、答えられない。
身体の中に、ジワジワと熱が広がるような甘い痛みは、快楽と言うのだろうか。
私を観察するような視線が向いていて、少しの間の後で唇が弧を描いた。
なんで笑った、と疑問が頭を掠めた瞬間、下から強い刺激。
腰をしっかり掴まれて、奥まで突き上げられている。
「やっ…あぁっ!」
突然過ぎて、押さえきれなかった声が溢れて。
それに気分を良くしたのか、激しくなっていく律動に身を任せるしか出来なかった。