【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】
第6章 食うか、食われるか(木葉秋紀/sharing.)
何度も繰り返し奥を突かれて、意識が飛びそうになる。
抱き着くようにしていた腕の力が緩んできた時、途端に景色が変わった。
身体を繋げたまま、絨毯の上に押し倒されている。
「…やっぱ、この方が俺は好きだわ。これで、最後までヤラせて?」
見上げた先には、熱で浮かされた木葉さんの顔。
答える前に、それが近付いて唇を奪われ、再開された律動は最初から激しくて。
「ん、んぅっ!」
激しく口腔内を舌が這って、声すらも食い尽くされている。
「…はっ、も、無理かも。…ナカで、い?」
やっと、唇を開放してくれたと思ったら、木葉さんの呼吸も乱れていた。
こっちも、同じような状態で、言葉で返す余裕は無く何回も頷いてみせる。
また、唇が重ねられたと思ったら、より一層ナカを掻き回す動きが激しくなって。
一番奥を突き上げた時、ビクビクと拍動して止まった。
ややあって、ナカから自身が引き抜かれる。
その感触に続いて、生温い液体が溢れていくのが分かって。
余韻を楽しむよりも、汚した絨毯の掃除をどうしようか考えてしまった。
隣に、服も着ずに木葉さんが横になり、首の下に腕を通してくる。
所謂、腕枕である。
顔を向けると、嬉しそうに笑ってから目を閉じていた。
疲れていたのか、すぐに寝息が聞こえてくる。
寝顔を見ていると、色気の無かった思考は吹き飛んで、体を寄せて眠る事にした。