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【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】

第5章 私の彼は意地が悪い(月島蛍/sharing.)


それから暫くの間、ナカを掻き回されて、何回も達してしまった。
漸く指が抜かれた頃には、身体中の力が無くなって、声すら出ずに肩で息をするだけの状態だ。

思考も、視界も、ぼやけてしまっている。

そんな中、目に映ったのはヘッドボードの方に伸ばされた手。
次の瞬間には、そこに四角いパッケージの何かが握られていて。

それが、避妊具だと気付くまでに長い時間を要した。

体力の限界までイかされた後、続きが出来る気がせず逃げようとしたけど。
その時にはしっかりと腰を掴まれていて。

「自分だけイイ思いして、終われると思ったの?」

満面の笑顔で言葉を落とされて、入り口にあてがわれる熱の塊。

「…あぁっ、んっ!」

一気に奥まで貫かれて、出なかった筈の声が溢れた。

少しの休む間もなく律動されて、疲れで冷めていた身体の熱が呼び戻される。

さっきまでは、指先で探られていた感じやすい場所を、今度は熱い自身の先端で擦り上げられた。

そうなると流されてしまうのは簡単で、一度は逃げようとすらした事を忘れて快楽を貪る。
緩みきっていた涙腺からは興奮で涙が浮かんで、欲で潤んだ瞳を向けた。
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