【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】
第5章 私の彼は意地が悪い(月島蛍/sharing.)
今の私は変だ。
普段、月島くんに意地の悪い事をされると、こっちも意地になってしまうのに。
熱を持たされたまま放置された身体が、触れて欲しいと求めていて。
欲に流されるまま、手が動いた。
月島くんの手を取り、自分の胸に押し当てる。
「気持ち良いから…触って。月島くんの、好きにしていい。」
行動の意味を言葉にすると、応えるように胸を包み込む手。
やわやわと、解すように揉みながら親指で先端を擦られる。
それだけで、身体は更に熱くなって、秘部を濡らした。
触らなくても溢れていく液体が、お尻の方に這っていく感触がして足を動かす。
その些細な動きに気付かれて、月島くんの視線が下を向いた。
「そっちも触って欲しいの?それとも、そっちは触られたくない?」
「…触って。」
「欲しいの?欲しくないの?」
「欲しい…の。」
もうすでに頭のオカシイ私には、意地の悪い台詞ですら興奮を増す材料でしかなく。
自分の口からねだるのも同じで、言い返すだとかの、普段通りの反応は出来なくなっていた。
「りらは、さ…。」
胸から、するすると肌を滑って手が動く。
下生えに到達した指先が、そこを一撫でして秘部の隙間をなぞった。
「…きゃっ、あっ!」
潤んだ蕾に指が触れた瞬間に、今までとは違う感覚が背中を駆け上がってきて、叫びに近い声を漏らす。
「こっち派?それとも、ナカの方が良い?」
私の反応など、無視をして続けられた言葉。
行為で、こんな風になった事自体が初めてで。
聞かれても分からないから、答えきれなかった。