【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】
第2章 狼さんに食べられた(黒尾鉄朗/sharing.)
シャツから覗く鎖骨に唇が到達した時に一旦止まって、シャツの裾を持ち上げられる。
緩んでいたブラも当然一緒に捲れて、外気に胸が晒された。
胸の上に留まるシャツやブラを避けて、膨らみに唇が触れる。
円を描くように先端の周囲を舌先でなぞるのに、硬くなったそこには一切触れてくれない。
「…黒尾さん。」
「…ん?何?」
もどかしくなって、名前を呼んでみるとこちらを向いた。
妖しく笑いながら舌を見せているのは、わざとだろう。
「お願い、します。触って…。舐めて、下さい。」
自分から、こんな事を言うなんて思っても見なかった。
気持ち良かった事なんかないから、ねだるなんて無いと思ってた。
「ドコを?…ドコを、触って、舐めて欲しいんだ?」
でも、あの程度のオネダリでは黒尾さんには通じず。
意地の悪い笑顔をしている。
「おっぱいの、先っぽ…触って欲しい、です。」
羞恥心が薄いと言っても、この状況で言葉に出すのは流石にクる。
声に出しているだけで、いやらしい感じがして身体が熱くなった。
「先っぽ、ねぇ?乳首、だろ?」
「…ひゃっ、ぁっ!」
黒尾さんは、相変わらずの笑顔のまま、胸の先端を指先で摘む。
コリコリと指で捏ね回されるだけで、電気が背中に走ったみたいな感覚がして、体が跳ねた。