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【HQ】繋がる縁の円

第6章 ご紹介します


私達より、少し遅れて黒尾さんもリビングに戻ってくる。
私は、ご飯を出す為にキッチンに入らなければならないけど。
2人を残して、また言い合いをされても嫌で、動けなかった。

「あー…。まさか、木葉と再会して上手くいってるとは思わなかったからな。
信じなかったのは、俺が悪ィって認めてやるから。」
「もう喧嘩しねーから、安心しろって。」

2人とも、私が何でキッチンに入らないかはお見通しで。
それぞれ、笑顔で言ってくれて、安心出来たから頭を下げた。

「ホント、お前は堅いな。」
「りらは真面目なんだよ。分かってねぇなぁ?彼氏クン。」
「分かってるに決まってンだろ。何年コイツに片想いしてたと思ってんだ。」

また、険悪な雰囲気になったように見えて、本当に喧嘩しないのか不安になってしまう。
それでも、私がずっとこの場に居てはご飯にする事も出来ない。

今止めても、私がキッチンに入った途端に同じような事になる気もするし。
2人の事は放って置く事にして、キッチンに入った。
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