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【HQ】繋がる縁の円

第19章 たまには女子だけで


きとりちゃん、滞在、2日目。
今日は、何故かいつもの面子じゃなく、女性だけの飲み会をやるらしい。

そのくせ、昼の内は用事があるみたいで出掛けちゃって、私一人、乗り気になれない飲み会の準備をしている。
まぁ、準備中に話し掛けられても邪魔だから、それは良しとしよう。

夕方前には帰宅してきたきとりちゃんは、リビングの方でゴソゴソと何かをやっていて。
キッチンの方から覗くと、パッとそれを止める。
企みがある気がしてならない。

隙でもついて、何をしていたか確認しようと思っていたのに、きとりちゃんがリビングから出てくれる事は無くて。
皆が集まってくる時間になってしまった。

人前で妙な動きをすれば、私が怪しまれてしまうだけ。
何を企んでいたか、確認するのは諦める事にして乾杯する。

「そういえば、みつ。私、赤葦に御祝儀先渡ししてるから、もう包まないからね。」
「2回目なのに包んでくれたんだ?京治の相手、私だって分かってたのに?」
「アンタの結婚祝う気はないけど、可愛い弟分の結婚ですからー。」
「え、ちょっと、待って。みつ、2回目?」

飲みが始まってすぐから、この話題が出て。
みつにバツが付いていると知らなかったらしい、りんさんだけが、驚いていた。
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