• テキストサイズ

イケメン戦国/偽りの君

第54章 愛しい☆信長


『あぁ…そうですよね、すみません。私が風邪引いたら他の人にも迷惑かけちゃいますもんね。』

あきらが申し訳なさそうに下を向く。

『まあ、そうだな。もし俺以外に移したら、そいつの首が飛ぶかもしれんからな。』

迷惑の度合いが凄すぎる!

『移るということは、それだけ近くにいるということだ。
…想像しただけで胸くそ悪いな。』

そう言いながら信長があきらを抱き締めた。

『わっ!信長さまが濡れてしまいます。』

『構わん。』

そう言うと、一層強く抱き締める。
暫く抱き締めた後、そっとあきらを床に押し倒した。

『貴様といると退屈せん、と前に言ったが、
…違うな。
貴様といると、俺は喜びを感じる。
こんな感情は初めてで困惑しているがな。』

おもむろに指を絡ませあきらの唇を舌先で弄ぶ。

『あっ…。』

思わず儚い声が漏れる。信長の頬は赤く染まっていた。

信長さまが照れて…る?

首を傾げるあきらを熱い眼差しで見つめていた信長の舌が、あきらの唇を押し開き激しく暴れ出す。

『信長…さま、やめて…下さい。』

そう言いながらも、もうあきらには抗う術が無い。

『断る。貴様の全てで俺に愛しいとは何かを教えろ。
俺が理解するまで、ずっとだ。いいな。』

『は…い。』

あきらは、そう返事をするのがやっとだ。
信長は飽きることなく、あきらを味わい続けるのだった。
/ 151ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp