第1章 クリスマスはアナタと・・・プロローグ
佐「という事で、皆さん23日までに全ての作業を終えましょう。またその時まで、私と顕如さんは他の作業が有りますのでここらへんでドロンします。またちょくちょく皆様の様子を伺いますので・・・」
長「という事だ、皆の者せいぜい足掻くがいい。その日を楽しみにしておるぞ・・。」
最初の頃とは違いみな瞳に静かなる闘志を漲らせ、各々出ていく。
謙「麗亞お前と離れるのは心残りだが、また後日必ず迎えに行く。覚悟して待って居ろ。その間誰にも触れさせるなよ・・・。」
麗亞の髪をそっと掬い、間近で囁く左右色の違う切れ長の綺麗な瞳が目の前に・・・
「謙信様・・・。ち、近いです・・///」
佐「謙信様、さあ、行きますよ、セクハラはだめです!ゼッタイ!!」
謙「可愛げが無いの佐助・・・」
文句を言う謙信を連れていく佐助は麗亞に後ろ手に手を振った
佐「またね麗亞さん。」
玄「それでは姫、しばしお待ちを、」
そういって麗亞の左手をそっと掬いあげると軽く手の甲に
口づけを落とす。
「つっ・・・///」
麗亞の頬にサッと朱が入る。それを見て幸村がすかさず、信玄の着物を引っ張り引きはがした。
幸「ちょっと~駄目ですってば、佐助にまきびし撒かれますよ、せくはら駄目って言ってたでしょ?」
玄「おーおー、うちらの年少組は怖い怖い・・・。では姫またな・・」
幸村に引きずられしぶしぶ信玄退場。
顕「それではお嬢さん、また後日を楽しみにしている。」
顕如も優しい微笑みを浮かべ、大広間を後にした。
そして・・・
敵組の皆が出て行った後の安土組。
秀「さて、何をするかが問題だな・・・。」
光「自分の得意な物を活かすしかないな。」
三「皆さんはいいですよ、何でもできますから、私などは書物を読む以外何もできませんからね。どうしたらいいのか・・・」
家「子供・・・って唐辛子好きかな・・」
政「刺激が強すぎて無理だろ、お前のは特に・・」
長「まぁ、お前達散々悩むがいい、私は明日から早速取り掛かる、各々せいぜい励むがよい。」
そう言って信長は立ち上がり、羽織を翻し悠然と部屋を後にした。