第1章 クリスマスはアナタと・・・プロローグ
そう言って皆に衣装を配って最後に、麗亞の着るサンタの衣装をみんなに見せる
一同「?!?!!」
ワンピースタイプのミニスカサンタの衣装を一同見て
思わず目を見張る
幸「こ・・・こんな衣装をあいつが着るのか・・・?」
玄「ちと布が少なすぎる気がするのは気のせいか?」
家「こ・・・っ・・・//////」
長「ほぅ、なかなか刺激的な衣装だな。これはますます
楽しめそうだ。」
謙「・・・・・」
光「悪くないな・・・」
秀「寒空にそんな格好をさせては風邪をひかないか?」
佐「一応着てみれば分かりますが温かい素材でできています。しかも五百年先の現代人は毎年路上でこの格好でクリスマスの品々を売っているので何ら問題は有りません。そして、貴方たちが最終的には贈り物を配り終えた彼女のサンタクロースになるという算段です」
みんなぼんやりと何かを妄想するかのように各々視線をさまよわせて彼女との甘いクリスマスデートを考えているようだ。
佐「さあ、本日は12月2日あと三週間で手作りの贈り物を作り本来なら、寝ている子供の枕元なのですが、物理的にはそれは不可能なので、24日の陽があるうちに皆さん各々で子供たちに贈り物をしてください。作ったものの数も一応こちらで確認させて頂きます」
そういうと奥の襖がすっと開き1人部屋に入ってくる。
玄「顕如・・・おまえ・・」
顕「というわけだ私が、皆の管理、そして裁定を致す。」
三「貴方は、この催しには参加しないという事ですね。」
佐「いえ、もしも万が一、皆が同率だった場合の事を考えて、その時には僕と顕如さんが彼女と現代に行ってきます。あ、僕は案内役なので他の方が行く時も付き添いで行きます。」
謙「何? この鬼坊主と麗亞が現代に?」
光「ほう・・・戦わずして得をえるとは流石の鬼畜坊主、なかなかの漁夫の利ということだな?」
佐「まぁ、万が一という事なのでそのような事は確率的には低いとは思いますが。」
長「とにかく、勝てばいいのだ、贈り物も作れるだけ作って他を圧倒させればいい事。この勝負貰ったぞ。」
三「皆さんが本気を出されると私などは、不器用ですから太刀打ちできませんね。でも負けるわけにはいきません。五百年後の世界の書物がどのようになっているのかとても興味があります。」