第1章 クリスマスはアナタと・・・プロローグ
謙「なに?! あやつと現代に行けるのか?」
玄「五百年先の世で、蜜月逢引とな・・・?」
家「早く言いなよそんな大事な話。」
政「ひゅぅ~現代で麗亞と五百年先の世界でイチャこらできるってか?」
佐「デートプランは、勝利した方に合わせてこちらで組ませて頂きます」
いささか興奮気味な一同を見回し無表情で話をする佐助
佐「あ、でももし、気乗りがしない方は下りられても大丈夫ですが。」
幸「面白れぇ、俺がぜってー現代に行ってやるぜ」
玄「悪いが幸、いくらお前でもこの栄誉はお前には譲れないな」
謙「信玄お前は、城下の女子でも相手にしてればいいではないか?あの娘は俺が貰う」
家「ちょっと待ってよ、そんなこと許さないんだから。」
光「ふむ、五百年後の世界・・・。興味をそそられるな。」
長「ふっ、負ける気がしない、あやつと行くのはこの私だ。」
秀「いけません、信長様、ワームホールなんて怪しい物の中に飛び込んで万が一帰ってこれなくなったら困ります、ここは私めが試しに行ってみてからでは・・・」
佐「さて、贈り物なんですが、お金にモノを言わせては各個人の石高の差が出てしまいますので、今回は、皆さんが手作りの品を作るというルールとさせていただきます。」
長「手作りだと?」
佐「風車でも良し、竹笛でもよし、お手玉でもよし、とにかく、この時代で作れる子供用のおもちゃやその他の品々を限られた予算の中で各々作っていただきそれを配るという事になりました。」
一同三成を見て心の中で思った・・
(三成(こいつ)だけには勝てる!)
政「手作りなら、なんでもいいんだろ?食べ物でもいいんだろう?」
佐「もちろんかまいませんよ、ただ、食べ物なら日持ちがしませんので前もって作りだめるという事はできませんが。保存食等なら可能かもしれません‥」
秀「で、麗亞はこのさんたくろうすの催し物の話を知っているのか?」
佐「ええ、城下の子供たちに皆で贈り物をするという話をしたら、とても喜んでいました。自分もサンタクロースの格好をしてぜひ子供たちに配りたいと、この衣装を作ってくれたのも彼女です。」