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【刀剣乱舞】銘々取りゝ 我等は刀よ

第3章 この本丸には嘗て鬼が居た


「さぁ〜て、どうしようか。普通に掃除してもダメだよねーこれ」
「確かに。これを掃除なんてしてたら日ぃ跨ぐよ~~…。俺ヤダからね?」
「はいはい分かってるわよ。私もさすがにこれを掃除する気にはなれない」

ちなみに台所は清光の健闘もあり、今から使用出来る程に復旧出来た。
復旧作業というのは、達成感を得ることが一つの楽しみでもあるのだろう。しかし、この風呂場を二人だけで作業するのは 大いな達成感を得られるだろうが、時間という犠牲が余りに大き過ぎる。
「んーここはアレだな…」
「アレ?」
「こんのすけぇ─────ッッ!!」
「デタ─────ッッ!!」
困った時のこんのすけ。暮らし安心クラシアン。


「私をひみつ道具感覚で呼ばないで下さい三橋様」
「自分の立ち位置分かってんね」
「ドラえもんじゃないですから」
それはさて置きだ。
こんのすけを呼んだ私達は事の次第を説明し、風呂場革命を起こすのに良い方法はないかを相談する。
「はぁーなるほど。確かにこれは酷いですねぇ。そういう事でしたら私目にお任せ下さい。簡単な良い方法がございます」
「え、マジ?!どんな方法?!」
清光が弾んだ声を上げて身を乗り出す。手を汚さないで済むのが相当嬉しいようだ。ワシも同意。





「ここ丸ごと大改造するのです」
「「大改造??!!」」





こんのすけ 今しれっと凄いこと言ったぞお前。大改造劇的ビフォーアフターの匠なのかお前は。
「審神者には特別手当で、本丸に不備がある場合、部分改築なら無料で頼めるのです。本丸全てになると少々費用を頂きますが…」
「へぇーそうだったのー。じゃあそれお願いしようか清光」
「うんそうしよ。ねぇ、その工事ってどのくらい時間掛かるの?」
「そうですねぇ。この風呂場なら12時間で済みますよ」
「「12時間??!!」」
2017年の昔は完成に平均3日〜4日は掛かっていたそうだ。それが12時間にまで短縮されるとは、凄いぞ最新技術。日本の未来は明るい。


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