第4章 本当の顔
私は今、バレー部の副主将に
お姫様抱っこされている
そして3人分の荷物を抱えている主将が
その後ろをついてくるという、シュールな状況。
当然、廊下にいる人からはガン見される訳だが...
京治さんの鼓動が速い、
きっと私を抱えているから疲れたんだ...
どうしよう、降りなきゃ
『あの、京治さん...』
「ん?どうした?」
『もう、痺れ治まったのでので降ります』
「そう?じゃあ、気をつけてね」
『はい、ありがとうございました...
木兎さんも、
すいません、荷物持っていただいて』
木「ハァ...ハァ、階段きっちぃー!
んぁ?俺?いいってことよ!!」
おぉ...笑顔が眩しい。
「授業には間に合ったね、よかった。」
『本当ありがとうございます、ではまた放課後...』
「うん、またね。」
「まったな~!」
そのあと友達から
質問攻めにされたのは
言うまでもないだろう...