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【黒バス】ねえ、青峰くん

第6章 【episode.0】それは二人が出会う前の話


「あー…だりぃ。」


 ウィンターカップを目前に控えてはいたが、いつも通り練習をサボり、家へ帰ろうとしている時、バスケコートのある公園から、大きな声が聞こえ、反射的にそっちの方を見た。中坊相手に絡んでいる高校生。どうせ、コートの取り合いとかそんなもんだろ。くだんねえ。そう思い、そのまま公園を通り過ぎようとした。


「ねえ、中学生相手に恥ずかしくないの?」


 その声に足を止め、再びコートの方を見た。そこにいたのは、一昨年の全中で巨乳ちゃんのいるチームと試合をしていたあの女だった。確か、あの女、県外のどっかの学校じゃなかったか?なんで東京にいんだよ。つーか、アイツが着てんの桐皇の制服じゃねーかよ。


「はあ?下手くそがコート占領してんのが許せないだけだし。」
「そうそう。コートが可哀想じゃん。」
「…そんなにバスケに自信あるんだ?じゃあ、1on1でどれだけバスケ上手いのか見せてみてよ。」
「何こいつ。超ムカつくんだけど。」


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