第5章 新しい血
サイド
「…飲む」
銀時は私が返事をしたら今よりももっと距離を詰めてきて
銀時「優しくしろよ?」
「わかんない」
銀時の首はお兄ちゃんよりも細くて短い
白い首に牙を立てて血を吸う
ちゅ…じゅ…ちゅる…
「んっ…ふぅ…はっ…んんっ……ちゅ」
銀時「…アキラの言ってた通り痛くねぇんだな」
銀時は傷口の近くに手を持って行き少し触ろうとしてる
「そーなんだ」
銀時「もーいいのか?」
「んー…うん…銀時の血甘い」
銀時「もっと飲む?」
「うん」
首元にまた口を近づけると
今さっきまで吸っていたところの止血ができていなく血が少し出てる
これでいいや…
銀時にいっぱい血をもらうのは悪いと思ったので舐めることにした…
血が止まったらやめよっと。
ペロ…ぺろ…
銀時「くすぐってぇ…」
「終わったよ」
銀時は腕で口を押さえて笑うのを我慢していたようだ
銀時「…あぁ、」
「銀時…ありがとう」
初めてのお兄ちゃん以外の人の血。
銀時の血は甘かった。