第5章 新しい血
サイド
3人ともご飯食べ終わったころ、わたしは1人でゴロゴロしていた
ガチャガチャ…
ジャー
お皿を洗う音がする…
キュルル…
あ、またお腹鳴っちゃった。
聞こえてないよね?
キョロキョロ見渡すと後ろに3人が立っている
銀時「ははっ…わりぃ、待たせすぎたか?笑」
晋助「普段はあんまり喋らねぇのに…腹はよく喋るな笑」
小太郎「腹が減っていたなら我慢などせず言えばよかったものの」
銀時と晋助は爆笑している
小太郎は…心配してくれてる?
「怒った…血、いっぱいちょうだい」
お兄ちゃんにも遠慮してるのに…
私だってお腹いっぱい食べたいもん!いつもおなかいっぱい食べてるけど…
銀時「あぁーはいはい…あげるからそんな怒んなって…ちゃん?笑」
まだ笑ってる。
晋助「銀時、俺、ズラの順番になったから今は銀時の飲んどけ…腹減ったら次は俺んところ来い」
「、ん。わかった」
返事をすると頭をクシャってされた
くすぐったいけど…嫌じゃないな
小太郎「高杉、ズラじゃない桂だ」
銀時「それより2人ともでてってくんなーい?俺に血あげんだから」
小太郎「あぁ、そうだったな。
いっぱい飲むといい。相手は銀時だ、遠慮することはない」
晋助「そいつの体の全部の地吸ってやれ」
2人はそう言うと部屋から出て行ってしまった。
私は襖を見ているとグイッと抱っこされ銀時と向かい合わせになった
銀時「おいおい…今からゴハンなんだろ?ゴハン中はよそ見してはいけません。って習わなかったのか?」
「習ってない」
銀時「あっそ。腹減ってんだろ?
…ん、飲めば?」
飲めばって…言われても…緩めてくれてない。
着物に血がついちゃう
「緩めてくれないと血がついちゃうよ?」
銀時「俺支えてるからが緩めろよ…」
支えてくれなくてもバランス保てるのに。
そう思いながらも空腹には勝てなく銀時の着物へと手を伸ばした。
初めて自分で緩める着物はなんだか緊張して…ドキドキした
どれくらい緩めればいいのかわかんなくて結構広く緩めちゃった。
銀時「ちゃんってば大胆〜」
銀時は笑いながら冗談を言う
「…わかんないんだもん」
銀時「わーったから、、のまねぇの?」