第26章 いつのまにか話は進んでて。
サイド
高天原へ行くと狂死郎さんがそこで待っていた。
事情を聴くと今日はマダムという客が来るらしい…でもそこが問題ではない。
そのマダムを接客するほどの客がいないという話だ。
だから私たちでホストにふさわしい人たちを見つけて欲しいとのこと…
でもなぜか銀時たちがホストの格好をして町の人たちに声をかける。
狂死郎さんはなぜかそれをいい風に見ていて銀時たちの株が上がっている。
だけど最終的に近藤さんになれと言われてドン引きした女性は足早に逃げていった。
なんやかんやで夜になってしまったこの日…メンバーは
総悟
トシ
神楽
銀時
新八
お妙
私
でやることになった。
でもお妙はボーイ…私は客に見せかけるための人。
人が入って来たのに誰もいないとか悲しくね?って言われて客役になった。
入り口ではトシと総悟がかっこよく決めている。
店に入って来たのは女の子が2人…2人とも総悟がお気に入りのようだ。
2人はドンペリを頼むとまたキャーキャーと総悟の両端で騒ぐ、、
私の相手をしてくれてるのは銀時だ。
銀時「ったく、みーんな総一郎君に持ってかれちゃうから困っちゃうよね」
「なにホストになりきってるの銀時…」
銀時「おやおや、今夜の子猫ちゃんはツンデレさんかな?
ま、俺の前にいたらツンがなくなってデレになっちゃうから覚悟してね?」
銀時はそういうと私にウィンクをしてきた。
「…」
反応に困ってると銀時が私の方に近づいてきて顔が近くなる。
え、なになに??
なんなの??
銀時は急に黙りながら顔を近づけてくる。
私の視界が銀時でいっぱいになると銀時はピタッと顔を止めて
銀時「やっと顔の表情変えやがったか」
「へ?」
わけがわからなくてマヌケな顔をしてたと思われる私の鼻を銀時はつまんで
銀時「どーやってもの顔がホストに遊びにきた女の顔じゃなかったんだよ、そんなつまらなそうな顔してっと場にあってねぇだろ」
「あ、うん」
銀時は私の役のことを考えてくれてたようだ。
銀時はそういうと入り口に行き他の女の人の様子を見に行った。
私は頰に手を添えて少しあったかくなった頰を冷ました