第20章 お祭りには思い出が。
現在
そんな昔があったけど晋助とはちゃんと一緒にいる、
晋助「背中、見せてみろ」
晋助はそう言うとの着物の帯を解き始めた。
「ふぇ?!ちょっ、」
晋助は驚くを無視して手を進める
着物を脱がされたは手で体を覆う。
晋助はを後ろに向かせると背中を見る。
晋助は背中にある傷をそっと撫でる。
晋助は黙ったままだ。
の傷は左の肩甲骨から右斜めにかけてできている。
「晋助?」
晋助の撫でている手が止まると不思議に思ったは晋助の名前を呼ぶ。
が名前を呼んだと同じくらいに晋助がの背中にキスをした。
傷に沿うように…何度も何度も。
「、ん、ふぁ!」
キスが終ったと思うとは晋助とは向き合う等に座り晋助の頬に手を添えて左目にキスをする。
晋助がしたように…何度も何度も。
晋助「くすぐってぇ、」
「晋助のもくすぐったかったもん」
2人は鼻がぶつかるくらいの距離でお互いを見る。
昔から変わらない顔立ちに昔の懐かしさを思い出し笑う
「ふふっ、」
晋助「ククッ」
お互い笑うとまた顔を合わせ、今度は傷じゃなく口にキスを落とす。
何度も何度も後悔し、謝罪し、絆を深めた2人。
は晋助と出会えてよかったと改めて心から思うのであった。