第20章 お祭りには思い出が。
サイドなし
晋助が着物をはだけさせるとを膝から下ろし、晋助も窓から降りた
晋助は畳にあぐらをかくとをその間に座らせた
晋助「さっさと飲め」
晋助はの顔を昔のように首元に引き寄せる
「いただきます」
も昔のように牙を立て晋助の首元に傷を作る
ちゅっ、ごくっ、じゅ
「んぅ、ちゅ、はぁ、んっ、ごくっ」
ちゅる、ちゅ、ちゅっ、
「あぅ、んっ、はぁ、ちゅ…ぷぁ」
晋助「終わったか」
「うん、ごちそうさま」
晋助は着物を整えると包帯に手をかけた
「あ、外してあげる」
晋助を見ていたは晋助が包帯を外すのだとわかると私がやると言わんばかりに晋助の包帯に手をかけた
晋助「ククッ…懐かしいな、」
「そーだね、晋助がこの目になってから私が毎日包帯変えてたっけ?」
晋助「あぁ、いいつってんのにてめぇは戦場に行けないからこれくらいはするって泣きながら変えてたな」
「なっ?!そんなことまで覚えてなくていいのに!」
晋助「あん時のはブサイクだったからよく覚えてらぁ、俺たちが帰ってくるたんび、俺たちの傷を見るたんび…てめぇは泣いてたからな」
晋助はそう言うと包帯を外しているの頬に手を添えた
「そんなの、当たり前だよ。
大好きなみんなが傷を作って帰ってくるんだもん。
いつ死んじゃうのかわからない場所で…死と隣り合わせで戦ってるみんなが…今日も帰ってくるのか…心配だったんだもん」
も晋助の頬に手を添え涙ぐむ
「晋助…ごめんね。」
晋助「てめぇがなんで謝る必要があんだ」
「だって、この目…」
晋助「これはのせいじゃねぇって何度も言ったはずだ」
「だけど。」
晋助「俺はてめぇの背中に傷を作っちまった。お前は俺の左目に傷を作った。それだけだろ」
「お互い様ってこと?」
晋助「あぁ、だから、そんなツラァすんな。ブサイクな顔がもっとバケるぞ」
「ひどいよ。バカ晋助」
晋助はの目からこぼれた少しの涙を手で拭う
もで心配をかけないように…もう大丈夫だよ。
とでも言うように絵がを見せる