第15章 こんなことは久しぶり。
サイドなし
問題発生だ。
そう、それは…
沖田は上だけ脱がした。これに問題があった
上だけは涼しくなったり自由に手を動かせたりするが…下はどうだ?
帯が腰にあることでいつもより動きにくくなり足が十分にひらけない。
は前かがみになり銀時の肩に手を置きながら着物を左右に開ける。
そうすると銀時の目の前にの胸がアップで映り、少し目線を外すと着物を左右に開けたからか、の上下の下着がみえる。
太もももバッチリ見えてしまう。
しかも下着が見えているのに着物を着ている。
これは問題だ。
銀時は早く済まそうと思いの首に手を回し自分の首元に口を当てさせようとすると…ふと気がつく。
銀時「?これ…誰に付けられた?」
先程から少しふざけ気味の銀時とは打って変わり、死んだような目ではなく、獣を狩るような生き生きとした赤い目になっている。
「どれ?」
は銀時の言葉の意味がわからなく、アキラの部屋にある全身鏡の前まで移動し銀時が指をさした部分を見る
そこには赤く咲いている華があった。
沖田「??虫にでも噛まれたんじゃないすかぃ?」
沖田はの後ろから全身鏡を見るとそう言った
銀時には全て察しがついたようでの華を撫でながら
銀時「そーか、そりゃあでっけぇ虫がいたもんだ」
沖田「蚊ですかね?まだ出て来るのにはいい感じの時期だとおもいやすがね」
そう、今は春の終わり。もう直ぐで夏になる。
蚊がいてもおかしくない時期ではあるが…の虫刺されは少しおかしい。蚊にかまれたら普通は丸く膨らんで痒くなるはず…だがの跡には丸く膨らんでるようでもなく、べつに痒そうにしてるわけでもない。
そう、これは誰かが付けたキスマーク。
銀時「総一郎君?
これはどういうことかね?病人には手を出さないんじゃなかったのかね?」
沖田「あっれぇ?おかしいな、僕そんなこと言いやしたっけ?」
銀時「あぁー、これたから最近のガキは手が早くていけねぇ、なあ?」
「??」
はなにを言ってるのかわかっていないようで首を傾げていた。