第15章 こんなことは久しぶり。
サイドなし
男が銀時に締め上げられて居るその頃。
沖田「?誰の声でぃ、うるせーな」
「そーご!」
沖田「??」
沖田の眼の前に現れたのは…だが、どこかが違う。
そう、雰囲気だ。
沖田「?なにしてんでぃ?」
「お兄ちゃんは?」
沖田「アキラなら仕事してるはずでぇ、なんだ?アキラに会いにきたんですかぃ?」
「銀ちゃが連れてきてくれた!」
沖田「旦那が?その旦那はどこに居るんでぇ?」
は沖田に言われて後ろを振り向くが銀時の姿が見えない。
「あり?」
は不思議に思ったのか首を傾げて少し考える。
だけどどこから銀時がいないのかわからないので考えるのをやめた。
「そーご!血ちょうだい!」
沖田「いーですけどアキラに言わなくていいんですかぃ?」
「お兄ちゃんのところ行ってからにする」
はそう言うとまたフラフラと託所を歩き出した。
沖田「アキラはそっちじゃなくて、こっちでぃ」
沖田は案内してやろうと腕を掴むと自分の手より暑いのに気がつきおでこに自分のおでこを重ねた。
沖田「…熱ありやせん?」
「う?」
沖田「ありやすね…こっちでぃ、ついでにアキラから薬もらうといいでぃ」
2人は手を繋いだまま託所を歩き出した。