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【銀魂】見つめる鍋は煮え立たない

第1章 自称優男は大体外道


翌日、名刺に書かれた場所へ向かう。

『スナック お登勢』と書かれた看板の上に『万事屋 銀ちゃん』と書かれた看板があった。

どうやら2階みたい。

階段を登りインターホンを押ししばらく待つとサーモンピンクの髪でチャイナ服を着た可愛らしい女の子が出てきた。

女の子は私を見て目を見開くと部屋の中に向かって叫んだ

「おーい、銀ちゃん、新八、可愛い女の子アルヨ!」

その途端ドダバタと騒がしい音がして男の人が2人出てきた。

1人は銀髪の天然パーマで目は死んだ魚の目をしてる。

もう1人は眼鏡。

「うわあ、クソッ。全員外れじゃねえか。」

「いや、まずアンタのは存在してるほうがおかしいでしょーが。」

「私が1番近いアル。酢昆布よこせヨ。」

出てきた瞬間よく分からないやり取りが始まり困惑してると人間を掛けた眼鏡の方が説明してくれた。


「あ、すみません。どんな人が来るかそれぞれで賭けてたんですよ。僕は身長高めのイケメン闘士で、」


「俺はラオウに4かけてブロリーとケンシロウで割ったら3余ったようなやつ。」

「いやそれどんな奴ですか。筋骨隆々すぎでしょ。」

あと、何が3余るなんだ。

「私はムチで戦うSM嬢闘士ネ。」

「なんでそんな言葉知ってるの...。」

可愛らしい女の子の口からSM嬢なんて聞いてビックリ。

誰が教えたんだと思って銀髪の人を見ると察したのか首を横に振った。

「じゃ、じゃあ自己紹介でもしよーぜ。」

割り込むように銀髪の人が喋り出す。

自己紹介をしながら居間まで案内してもらい、ソファに座る。
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